第137品 「グローブジュースのマンダリン・ジュース」
オーストラリアでは家族経営で有名な飲食ブランドがよく見られますが、今回紹介する「グローブ・ジュース」という老舗ブランドも代表的ファミリー・ブランドです。
同社は、エステンス家が1969年にブリスベン郊外のウォーウィックで果樹園を開墾して設立しました。今では1日にオレンジ30万個、リンゴは18万個を絞ってフルーツジュースを生産しています。同ブランドの最大の特徴は、砂糖も保存料も使用していないほか、何よりも濃縮還元ではないコールドプレス(生絞り)によるジュースだということです。
商品群には、「オレンジ」「みかん(マンダリン)」「ミックスジュース」「リンゴ」など、7種類があります。写真はマンダリン・ジュース(パルプ入り)で、2リットル入りで6.5豪ドル(1豪ドル約83円、価格は当時)とやや高めですが、日本でこういうコールドプレスのジュースが一般のスーパーに流通することはほぼあり得ないでしょうから、十分に価値があると言えるかもしれません。
味はオレンジとはやや異なり、やや甘めのみかんの味がそのまま口に広がります。絞りかすのパルプが好きな人にはうってつけでしょう。果物王国のクイーンズランド州が誇る地場産品です。(西嵐)
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