第53品 PDPファイン・フーズのバニラ・ビーン・ライス・プディング

米=主食と思わずに食べれば楽しめるかも

米=主食と思わずに食べれば楽しめるかも

コメという食材に対しては、オーストラリアに来てからしばらくの間、「日本人にとっては主食であり、

おかずと一緒に食べるもの」という考えが、頭から離れませんでした。ですから、スーパーマーケットでデザートの陳列棚に、コメを使ったライス・プディングを見つけた時は、これはなんだと納得がいかなかったものです。とはいえ、よく考えてみれば、日本でも、もちはもち米で作られており、「おはぎ」も和式デザートながら米粒がはっきりしています。

コメに対する先入観を振り切って数年前に初めて手にしたのが、今回紹介するPDPファイン・フーズ社のブランド「ウィックド・シスター」のライス・プディングです。ファミリーパックだと4.99豪ドル(1豪ドル=約77円、価格は調査当時)で販売されている、同社のライス・プディングには、カスタード風味やアップルシナモン風味、イチゴ・ルバーブ風味などがありますが、個人的には、わざわざマダガスカル産のバニラ使用を強調したバニラビーン風味が好みです。食感さえ気にならなければ、お米のデザートも十分楽しめるでしょう。同社はスタッフの中にシェフの有資格者を採用するなど、ほかの製品でも味と素材にこだわっています。(頼徳)

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