第215回 100kmという艱難

オーストラリアに住む日本人女性の友人が、100キロメートルのマラソンを21時間で完走した、と目を輝かせて聞かせてくれたのは約1年前のことだった。それも平たんな舗装道路ではなく、急峻(しゅん)な坂道だらけのブルーマウンテンの山中を走るレースだという。それを聞いて何か揺り動かされるものがあり、自分も挑戦してみたくなった。

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