第208回 インフルエンサーを重用するオーストラリア

オーストラリアの労働党政権が総選挙実施日を5月3日にしたのは、先に発表した新年度予算で所得税減税をサプライズ的に盛り込み、その歓迎ムードが冷めやらぬうちに総選挙になだれ込みたかったのだろうと思われる。そうした与党政権の戦略は、日本を含め、選挙を実施する民主国家ならどの国でも同じだ。だが今回、日本とは随分異なると思わされた労働党のPR戦略がある。その新年度予算の発表イベントに、テレビや新聞といった「オールドメディア」に加え交流サイト(SNS)のインフルエンサーたちを呼んだことだ。労働党は5月の総選挙キャンペーンでも、インフルエンサーたちを招く方針だという。

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