第485品 タスマン・シーソルトのワカメ・シーウィード味

少量でも味わい十分。かけすぎると海水を飲んだ感覚に

UMAMI(旨味)やDASHI(出汁)といった言葉が使われるようになって久しいオーストラリア。とうとう日本の伝統食材WAKAME(ワカメ)も進出したのでご紹介します。

今回取り上げるのは、最南端の離島タスマニアで生産されているタスマン・シーソルトのワカメ・シーウィード味。タスマン海は世界で最もきれいな海とされ、塩を生産するために海水を採取した後、汚れを取る必要はありません。そのため微量なミネラルや栄養素がすべてこの海塩の中に残っています。タスマン・シーソルトには、塩化ナトリウムが 90% しか含まれておらず、残りはカリウム、マグネシウム、カルシウム、ヨウ素など、海のミネラルが豊富に含まれています。これだけでも深い味わいですが、さらにワカメの風味が足され、料理の味を引き立てます。

筆者が試した中で、最高の組み合わせは生ガキです。まろやかなカキにこの塩を振りかけると、途端に海の野性味が戻ってきます。まさに岩から剥がしてきたばかりのような強く複雑な味わいになります。その他にはラム肉にも合います。意外と大胆な味の食材にマッチするようです。

価格は1個10豪ドル(調査当時、1豪ドル=約95円)。通販もあります。(尋助)

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