第442品 サラ・リーのブルーベリー・チーズケーキ

ブルーベリー・チーズケーキだけはプラントベース

オーストラリアのスーパーマーケットにはたくさんのスイーツがありますが、冷凍コーナーにあるフローズンデザートの豊富さには特に驚かされます。アイスクリームはもちろん、日本では専門店でしか見かけないアイスケーキ、冷凍のパイやタルトが壁一面にずらりと並ぶ様はまさに壮観です。

今回紹介するサラ・リーは、1935年に米国でベーカリーとして創業、53年に独自の焼き菓子冷凍法を開発し、71年にオーストラリア事業を設立しました。その後わずか50年ほどで、オージーで知らない人はいないほどの国民的ブランドに成長しています。同社のフローズンケーキは家族団らんの代名詞となり、昨年事業が破綻状態となった際は「Memories Defrosted(思い出が溶けてなくなる)」などと大きく報じられました。今年に入り当地の富豪クラーク・クイン氏が買収を決めた時には多くのオージーが安堵したそう。

数あるフローズンケーキから選んだブルーベリー・チーズケーキは、酸味があって甘すぎず、意外にも軽く食べられました。価格は7.70豪ドル(1豪ドル=約99円、価格は調査当時)。カットされていないので、4等分にしてティータイムに、6等分にして食後のデザートに、丸ごと夜食にと、食べ方は気分次第。食べる前に自然解凍するのをお忘れなく。オージーの思い出の味、ぜひ試してみてください。(猫山)

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