カヌレブーム

日本に一時帰国したら、空前のカヌレブームが待ち受けていた。カヌレとは、王冠のような独特な見た目をしたフランスの焼き菓子で、表面はカリっと、中はしっとりしているのが特徴だ。

日本では行く先々でカヌレ専門店を多く目にした。訪れた兵庫県の城崎温泉では、足湯に浸かりながらカヌレを楽しめるカフェがあったほどだ。実は1990年代に一度流行しており、今回は「第二次カヌレブーム」として、焼き芋や黒ごま味など日本独自の進化を遂げているという。

香ばしい味も食感もオージー好みなので、オーストラリアで流行してもおかしくない。調べてみると、シドニー北部の小さなビーチの近くに有名な専門店があるようで、つい最近シドニーのバランガルーにあるカジノ大手クラウンの大型商業施設にも出店したそうだ。これは流行の兆しがじわりと見えてきたか。当地でも独自に進化し、「ベジマイト味」が出てきたりして。(岩下)

公式SNSをフォロー