フォンテラが乳価予想引き下げ、8年ぶり安値
ニュージーランド(NZ)乳業最大手フォンテラは28日、今月末に終了する今シーズンの生産者乳価の支払い見込みを、固形乳1キログラム当たり4.40NZドル(1NZドル=約90円)と、前回予想の同4.50NZドルから引き下げた。
NZの酪農家、約4分の1が資金難=準備銀
ニュージーランド(NZ)の酪農家の約4軒に1軒が、保有資産の65%以上の負債を抱え、キャッシュフロー(現金流量、手元に残る資金の流れ)がマイナスになっていることが、NZ準備銀行(RBNZ)が年2回発表する金融安定報告書で明らかになった。
ライオンのチーズ工場稼働、南半球で「最大」
キリン・ホールディングス子会社の醸造・乳製品大手ライオンが進めていた、タスマニア(TAS)州北部バーニー(Burnie)にあるチーズ工場の拡張が完了し、20日に操業が開始された。
NZフォンテラ脅迫事件、捜査はまだ継続中
ニュージーランド(NZ)乳業最大手フォンテラなどが昨年11月から、生産する乳幼児用粉ミルクに毒物を入れるとの脅迫を受けている事件で、警察と一次産業省(MPI)による捜査が現在も続いている。
酪農家に朗報、人工授精技術が進化
酪農研究機関デアリー・オーストラリアの研究者らは今月27日、乳牛の受胎率を高める取り組み「インカーフ(InCalf)」の一環として、雌雄判別精液を使用した人工授精について、オンラインセミナーを開催する。
乳業MGが7月に基金上場へ、農家が承認
オーストラリア最大の乳業組合マレー・ゴールバーン(MG)の株主は8日メルボルンで行われた総会で、同社によるオーストラリア証券取引所(ASX)への株主基金上場を通じた5億豪ドル(1豪ドル=約95円)規模の資金調達を92%の賛成多数で承認した。
「眠り誘う粉ミルク」、NZ乳業シンレイが開発
ニュージーランド(NZ)南島カンタベリーの乳業シンレイ(Synlait)・ミルクが、自然な眠りを誘う作用がある「睡眠ホルモン」、メラトニン を通常よりも多く含む粉ミルクを開発した。
寧波牛ナイの牛乳輸出に遅れ、開始急ぐ
中国浙江省寧波市の乳業大手、寧波牛ナイ集団(ナイは女へんに乃、Ningbo Dairy Group)は、ビクトリア(VIC)州で計画している乳牛飼育施設の開設で地元住民からの反発が強まっていることを受け、当局からの開設認可を早期に取得するため、事業規模の縮小などに応じる姿勢を示した。
食肉企が酪農業参入へ、2州に乳製品工場
ビクトリア(VIC)州ワーナンブールに拠点を置く食肉会社ミッドフィールド・グループが、南オーストラリア(SA)州南東部ペノーラ(Penola)とワーナンブールに乳製品加工施設を開設し、酪農事業に本格的に進出する計画だ。