酪農フォンテラが大改革!資産売却、コア事業に注力
昨年度の通期決算で、過去17年間で初めて1億9,600万NZドル(1NZドル=約76円)の赤字に転落したニュージーランド(NZ)の最大手乳業協同組合フォンテラが、赤字体質脱却のため、債務を8億NZドルまで減少させることを目標とし、事業の戦略的見直しを進めている。
NZ乳業2位企、モンゴル企が買収へ
ニュージーランド(NZ)乳業2位の酪農組合ウエストランド・ミルク・プロダクツの取締役会はこのほど、中国の内モンゴル自治区フフホト市に本社を置く乳業大手の伊利実業集団(Yili Industrial Group)が提示していた5億8,800万NZドル(1NZドル=約76円)の買収案を受け入れると発表した。
乳製品競売価格、供給減予測で8回連続上昇
ニュージーランド(NZ)の乳業最大手フォンテラが運営するオンライン競売システム「グローバル・デアリー・トレード(GDT)」で19日、品目全体の1トン当たりの平均価格が前回(3月5日)に比べて1.9%上昇の3,324米ドル(1米ドル=約111円)となり、8回連続で上昇した。
コールズとアルディ、批判耐え切れず牛乳値上げ
オーストラリアの大手スーパーマーケットで、業界2位のコールズと、同3位の独アルディは、従来の1リットル当たり1豪ドル(1豪ドル=約79円)のプライベートブランド(PB)牛乳の販売を中止し、0.1豪ドル値上げすることを明らかにした。
泌乳初期の乳牛、暑さ対策重要
オーストラリアのメルボルン大学はこのほど、乳牛の泌乳段階によって高い気温への耐性が異なり、特に泌乳初期の乳牛は暑さで泌乳能力を失うという実験結果を明らかにした。
フォンテラ、代替タンパク質研究企に出資
ニュージーランド(NZ)の乳業最大手フォンテラは、米スタートアップ企業のモティフ・イングリディエンツ(モティフ、Motif Ingredients)に出資し、植物由来のタンパク質の研究に参入することが明らかになった。
キリン傘下乳業、中国最大手が最終入札へ
キリンホールディングス傘下のオーストラリア乳業部門、ライオン・デアリー・アンド・ドリンクス(LDD)の買収入札に関して、中国の乳業大手、蒙牛乳業(Mengniu Dairy)が、今月29日を期限とする最終入札に向けて準備を進めているようだ。
格安牛乳買わないで!酪農家が訴え
オーストラリア国内の酪農業界を支援するため、消費者は、プライベートブランド(PB)牛乳の値上げに踏み切っていない小売り大手コールズとドイツ系スーパーマーケットのアルディのPB牛乳を買わないで─。
粉ミルク製造バブス、中国大手と合弁企設立
オーストラリア証券取引所(ASX)に上場するオーガニック粉ミルク・離乳食製造販売会社、バブス・オーストラリアは、中国の同業大手、貝因美嬰童食品(貝因美、Beingmate)と、上海に合弁会社を設立することを明らかにした。



