編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「政府はどちらを見る?」

オーストラリアの農業生産者を代表する全国農業者連盟(NFF)がアルバニージー首相宛てに「政府はもはや信頼できない」という内容の公開書簡を送って話題となっています。 その書簡では、生体羊の海上輸出の禁止のほか、マレーダーリ […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「もめる農業界」

オーストラリアの農業界がもめています。一つはバイオセキュリティー保護賦課金(BPL)について。BPL制度は、バイセキュリティーを強化する費用を農林水産業界などが生産高に応じて負担する仕組みです。先月の政府案の発表時点で農 […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「駆け引き」

オーストラリアの牛乳の生産量が回復しています。今年3月までの累計生産量は前年を3.1%上回っており、2020/21年度以降3年続いた年間生産量の減少も、今年ようやく反転する見込みです。 供給が増えれば価格が下がることは自 […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「市場縮小」

オーストラリアの食品市場で、日本企業が進出あるいは展開を拡大する例が目立っています。弊誌で今年これまでに取り上げた企業は主なものだけでサントリー、キユーピー、壱番屋、ミツカン、キリン、無印良品、セブン―イレブンなど。長期 […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「ジレンマ」

オーストラリアの農業界は、気候変動問題にどう対応するのでしょうか。明確な回答が見えにくい問題です。 全国農業者連盟(NFF)は、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すという財界全体の目標を支持するとしていま […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「年に1度の……」

オーストラリアの農業界にとって重要な、年に1度の「あれ」が近づいてきました。「オータム・ブレイク(Autumn Break)」のことです。 オーストラリアで夏が終わった後に降る、1週間で25~30ミリ以上のまとまった雨の […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「FAIR GO」

オーストラリアの酪農業界では、2020年に強制力を持つ行動規範が施行されました。導入の目的は酪農家と乳加工業者の力関係の不均衡を是正することで、酪農家に支払われる生産者乳価の公表や、納入契約の一方的な変更の禁止などが規定 […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「事故で問題顕在化」

オーストラリアからインドネシアに向け出荷された生体牛が貨物船内で死亡した件は、先月26日の発生後、解決が長引いています。 シドニーモーニングヘラルド(SMH)によると、死亡した牛の頭数は151頭に上りますが、インドネシア […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「イースターバニー」

今週はイースターのため、弊誌ウェルスは発行が1日早まりました。 さてイースターと言えば、例年チョコレートでできたウサギ(イースターバニー)やタマゴ(イースターエッグ)がスーパーの店頭を飾りますが、今年は一部で様相が異なっ […]

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編集長コラム「オセアニア農業の歩み」
湖城の窓から「注文の多い日本」

本誌第646号(3月8日付)の「日本、豪産ブドウの輸入品種制限撤廃へ」で報じた日本のオーストラリア産ブドウの輸入解禁について、業界団体オーストラリア・テーブルグレープ協会が国内生産者に対し、今年5月か6月に品種制限が撤廃 […]

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