肥料大手が脱線事故で損失、生産は維持
オーストラリアの肥料大手インシテック・ピボットは6日、同社の肥料原料を運んでいた貨物列車が昨年12月27日にクイーンズランド(QLD)州で脱線事故を起こしたことにより、本年度決算で約1,400万豪ドル(1豪ドル=約83円)の特別損失を計上するとの見通しを示した。
食品製造業の売上高、乳製品と食肉が好調
オーストラリアの食品製造各社の売上高ランキングで、上位100社に乳業と食肉関連会社が多かったことが、市場調査会社IBISワールドの調べで分かった。
本年度の羊毛生産、過去90年で最低水準に
オーストラリアの本年度(15年7月~16年6月)の羊毛生産量が3億2,200万キログラムと、1923/24年度以降で最も少ない水準に落ち込む見通しだ。
サトウキビ農家の平均収入、昨年度は20%減
オーストラリアのサトウキビ農家の平均収入が昨年度は7万豪ドル(1豪ドル=約85円)と、前年度の8万9,700豪ドルから20%減少したことが、オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)の調べで明らかになった。
豪東部の大雨で洪水被害、QLDでは干ばつ緩和
オーストラリア東部ニューサウスウェールズ(NSW)州で4日から記録的な激しい雨が続き、北部ハンター地域を中心に住民が避難命令を受けるなど、洪水被害が拡大したが、農業への被害が限定的にとどまっているようだ。
昨年は過去5番目の暑さ、エルニーニョは後退へ
異常気象をもたらすエルニーニョ現象の影響で、オーストラリアにとって2015年が過去5番目に暑い年となったことが、オーストラリア気象庁(BOM)の年次報告で明らかになった。
中東向けの豪産小麦輸出が減少、政情不安などで
中東での政情不安や欧州諸国との競争激化で、オーストラリア産小麦の中東向け輸出が落ち込んだことが、豪政府統計局(ABS)の小麦輸出統計で分かった。
酪農場運営企が加工事業買収、垂直統合目指す
ビクトリア(VIC)州南西部で酪農場を運営する上場企業オーストラリアン・デアリー・ファーム・グループ(ADFG)が、同州の乳業キャンパーダウン・デアリー・カンパニー(CDC)を完全買収する。