ハンコック、純血ワギュウ数で世界最大規模に
オーストラリアの富豪ジーナ・ラインハート氏が所有するハンコック・プロスペクティングは、昨年12月後半にクイーンズランド(QLD)州西部でワギュウ(Wagyu)種を生産している牧場と同牧場の牛数千頭を4,000万豪ドル(1豪ドル=約89円)強で取得していたことを明らかにした。
代替肉のシェア拡大傾向、畜産業界は警戒
オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)は、オーストラリアで近年、マメ類、植物、ナッツなど非動物由来の原料で製造する代替肉のシェアが拡大していることを受け、畜産業界は本物の肉が持つ健康上のメリットと同業界が採用している持続可能な生産方法を広くプロモーションする必要があると指摘した。
豪の養豚業界、雇用3.6万件に収入$26億
オーストラリアの養豚業界団体、オーストラリアンポーク・リミテッド(Australian Pork Limited、AP)は、15日に発表した2015/16年度の養豚業界と国内の経済活動との関連を分析した報告書の中で、国内の養豚業が創出している雇用は3万6,000件、養豚農家全体の収入は26億豪ドル(1豪ドル=約88円)であることを明らかにした。
QLDで干ばつ5年、畜産業に大打撃
オーストラリアのクイーンズランド(QLD)州では、州の面積の3分の2に当たる1億2,000万ヘクタールで5年近く干ばつが続いており、畜産農家に大きな打撃を与えている。
豪の牛肉生産量増、14年以来初めて
オランダ系農業金融機関ラボバンクはこのほど、オーストラリアでは今年、2014年の干ばつで肉牛を大量処分して以来初めて、牛肉の生産量が前年を上回るとの予想を発表した。
TFIの工場火災、食肉価格には影響なし
オーストラリアの食肉加工会社トーマス・フーズ・インターナショナル(TFI)は、南オーストラリア(SA)州マレーブリッジ(Murray Bridge)の食肉処理工場が火災に遭ったことから、他州の食肉処理工場を活用して海外からの受注に対応していく方針だ。
採卵鶏の福祉基準制定、州の意見対立し難航
オーストラリア動物衛生公社(AHA)が昨年、家きん業界の動物福祉の基準とガイドライン(Australian Animal Welfare Standards and Guidelines for Poultry)の草案を発表したが、各州の意見が対立し制定が難航している。