シェアウイスキー
日本のウイスキーが外国で人気になって久しい。シドニーでも、取り扱っているバーが昨年一気に増えた。そんな中、台湾のウイスキーを飲む機会があった。
バーで隣に座った常連の中国人と仲良くなり、彼らが台湾ウイスキーを飲みだしたのだ。それを見ていたら、私にも1杯おごってくれた。
カバラン(KAVALAN)と呼ばれるそのウイスキーは2008年に登場し比較的新しいが、既に国際大会で数々の賞を受けているという。そして実はそのバーにある台湾ウイスキーは全て彼らの持ち込みだと聞いて驚いた。海外に行った際にオンラインで購入し、自らオーストラリアに持ってきたらしい。なぜバーに提供したのか聞くと「おいしい酒は皆でシェアした方が楽しいじゃないか」という。
彼にどのウイスキーが一番好きかと聞いたところ日本の「白州」と答えた。さらに彼はまだ日本に行ったことがないと聞いて、今度はお礼に、とっておきのマイ白州をその店に提供し、彼に1杯おごってあげたくなった。なるほど、こういうシェアの仕方も悪くない。(花坊)
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