第200回 Tyrrell's Estate
【Tyrrell's Estate】
1838 Broke Road, Pokolbin NSW 2320
TEL:+61 2 4993 7000
http://www.tyrrells.com.au/
今回でこのワインコラムが200回に達した。2008年に本誌「Wealth(ウェルス)」の前身である「NNA豪州農業ニュース」が創刊して以来だから、早いもので4年になろうとしている。
このコラムは、酒屋で「いかがわしい客」と横目で見られながら写真を撮ったり、生活の中からワインネタを収集したりといった、ライブ感と生活感溢れる親しみやすさが売りになってきたのではないかと思う。
さて、200回というせっかくの節目なので今回はこれまでのコラムに登場したワインを振り返り、特に印象に残っているものを挙げてみたい。
■「Tyrrell's Estate」のセミヨン
「Tyrrell's Estate」は、ハンターバレーの中でも最も古いワイナリーのひとつ。セミヨン100%にも関わらずあっさりしすぎない、熟成させてこそ生きる味なので、若い段階で飲むのは惜しいワイン。
■「Cassegrain Wines」の「Fromenteau Reserve Chardonnay」
JR東海道新幹線の中で飲める日本と関係の深いワイン。上品で繊細、軽やかな後味なのでシャルドネが苦手な人にも勧めている。
■「TULLOCH」の「JYTSelection Shiraz」
筆者は基本的に「TULLOCH」の赤ワインは外れないと信じているTULLOCH信者のひとり。手軽に街の酒屋で購入できるくらい出回っているが、やはりセラードアで限定品をテイスティングするのが贅沢だ。
■「BOX STALLION」の「2006 The Enclosure Pinot Noir」
南極から吹き込む冷たくきれいな空気の中でぶどうを栽培しているモーニントン半島のリーダー的ワイナリー。ヨーロッパの赤ワインが好きな人には特に合うかもしれない。
■「Helm Wines」のリースリング
「甘口白ワイン」の代表格のようなリースリングだが、このワイナリーをはじめキャンベラ近郊のリースリングはドライなものが多く、豪州のシーフードによく合う。普段、ソービニョン・ブランばかり選んでしまう人は、時には辛口リースリングで気分を変えてみてはいかがだろう。
この4年間で他にも多くの素晴らしいワインに出会った。それに加え、様々な方にワインについて教えていただいた。私が豪州ワインの好きなところは、生産者と消費者が近い存在にあることだ。ワインを飲んだ時にワインメーカーの顔が浮かぶ、そんな関係が素敵だと思う。ワイナリーとツーリズムをうまく融合させている国、豪州からこれからも身近なワイン情報を発信していくつもりだ。
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