ことの葉「恋しい味付け」
我が家では、料理好きなパートナーが中華やイタリアン、メキシコ料理とバラエティに富んだ料理を作る一方、筆者は和食を作ることが多い。ところが最近、日本食人気の高まりを受けてか、パートナーも和食づくりに挑戦するようになった。
みそ汁や照り焼き、肉じゃがなどが食卓に並ぶ。レシピはインターネットで、調味料や食材も近所のスーパーで簡単に手に入る。味も悪くなく、むしろよくできている。日本食が国境を越え、多くの人に親しまれていることを実感する瞬間でもある。
それでも、どこか物足りなさを感じていた。海外で暮らしていると、日本食が恋しくなるが、本当に懐かしいのは和食そのものではなく、幼い頃から慣れ親しんだ母の味なのかもしれない。(春芳)
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