編集後記・湖城の窓から- vol.461
【地声人語】
冬真っただ中のオーストラリアですが、近所の猫たちはもう春を迎えているようで、真夜中の恋の相手探しが始まりました。ただ野良猫などほとんどいない地域での恋人探しは難航中のようで、夜中の鳴き声は日に日に大きく。おかげで寝不足が続き、鼻風邪が悪化しました。人間世界の冬はまだ続きそうです。(瀬戸内)
コロナ感染真っただ中のメルボルンですが、近所で売られるミカンはメルボルン産だと、売り場のおじちゃんが言ってました。あれメルボルンはロックダウンじゃ?と思いましたが、やはり物流は止められないのでしょう。おかげでシドニーでもミカンが食べられる。でもそのミカン、もう少し甘かったらいいのにな。コロナ感染はまだ続きそうです。(西嵐)
再開発真っただ中のシドニー西部パラマタですが、近所がホットスポットだという噂がオフィスで広まりました。え?コロナがとうとう?いやいや建設ラッシュでアツい、という意味ですよね。おかげで咳込んだら気まずくなったじゃないですか。根も葉もない話に踊らされてはいけません。でも不要不急の外出自粛、まだ続きそうです。(尋助)
【湖城の窓から】
「顔の見えるメディアに」
読者から質問をいただきました。日本でもなじみのある某農産物が、オーストラリアで生産・販売されているのか?ということです。
調べると、タスマニア州で実験的に生産されているということが分かりました。そこでその生産会社にメールを送信。返事がないので電話もしてみました。誰も出ません。その作物を実験的に栽培している記事が、地元紙に掲載されていたので、そこの編集部にもメールしてみました。しかしここも返事はありません。電話すると担当者から連絡させると言われましたが、結局、折り返しはありませんでした。
最終的に芋づる式に判明したタスマニアの小売店がいろいろ教えてくれました。何でも州政府の許可が下りず、その作物は今は販売されていないとのことでした。
では、あの実験栽培はどうなったのか気になります。その地元紙に、今度は読者のふりをして問い合わせしたのですが、それも無視。この態度には少し不愉快になりました。
メディアは送りっぱなしではいけません。弊社はそういうことのないよう、顔の見えるメディアを目指しております。【ウェルス編集長】
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
NZの乳業ミラカの北島工場で、UHT牛乳の生産が10億パックを達成しました。さて、UHTとは何を意味するのでしょうか?
(答えは記事中に)