編集後記・湖城の窓から- vol.446
【編集後記】
季節が変わり、どんどん寒くなってきているシドニー。慌てて冬用の布団や暖房器具を引っ張り出しました。寝具を冬仕様にすると、当たり前ですがとても暖かく、なぜもっと早く出さなかったのかと後悔しました。週末も不要不急の外出はできないことから、ますますベッドに包まれる時間が増えそうです。(瀬戸内)
人々の行動が変わり、どんどん閑散としてきている商店街。行きつけの弁当屋さんは、こんな時期なのにさらに値下げでお客さんを呼び込もうとしていると ころは痛々しいほどです。なぜもっと来てあげなかったのかと後悔しました。まだコロナの奴は消える気配を見せないことから、ますます心配にさいなまれ る日々が続きそうです。(西嵐)
新陳代謝の度合いが変わり、どんどん太くなってきている我がウエスト。年齢が上がるごとに代謝量が減っているようです。 若い頃と同じ量の食事でも気が 付くとベルトの穴が端っこに。 なぜもっと早く運動しなかったのかと後悔しました。でも在宅勤務で座りっぱなしなことから、ますます長いベルトが必要になりそうです。(尋助)
【湖城の窓から】
オーストラリアの農業界のうち、個人的に心配していたのが酪農です。高コスト化、離業者の増加、外資の席巻、過当競争、業界のいびつな力関係など、ネガティブな話ばかりが聞こえていたのがその理由。中でも強烈だったのは、今後も牛乳の生産量が伸び悩み、2023年には純輸入国になるというコンサルタントの予想です。実際、その後も毎月の生産量は前年を下回っていました。
そんな状況を変えたのが昨年末からの雨。徐々に生産量は上向き、2月には前年を8%も上回りました。必ずしも生産増が全て良しというわけではないでしょうが、業界安定化にとっては喜ばしい。
ただ、ある農業専門誌に米国の酪農家が大量の牛乳を下水に捨てている写真が掲載されました。「No place to go(消費される場所はない)」とのキャプションも。コロナによる需要減退が原因です。
回復しつつあるオーストラリアの酪農もこんなことになりはしないか、心配の種はまだ尽きません。(ウェルス編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
ロックダウン(都市封鎖)開始後にオンライン注文数が300%増と急上昇したNZのカウントダウン。対応するために新たに雇用された人数は何人でしょうか?(答えはこちら)