編集後記・湖城の窓から- vol.437
【編集後記】
新学期が始まり、朝の渋滞が悪化してます。バスで15 分の道のりが、30 分かかるようになりいつもより早く家を出なくてはなりません。学生同士で大きな声で話しているのを見ると、マナーがなってないなと思います。しかし、バスを降りる際に運転手にお礼をしているのを見ると、こちらの学生たちはいい子だなとも再確認できます。(瀬戸内)
新軽鉄道が始まり、シドニーの大通りが様変わりしています。1回乗ってみましたがウィンヤード駅からタウンホール駅までの道のりはあまり便利に感じません。気になるのは運賃の支払い清算機が外にあるので、無賃乗車する人も多いのではないかと思います。電車を降りる際に見つかっても最初は注意だけで終わりかも。まあその辺はオージー社会だと再確認できます。(西嵐)
新大久保が始まり、新宿が終わりで一周。途中に池袋、東京、渋谷を経由します。山手線64分の道のりが、東京で働いていた時の休憩方法でした。文庫本を読んだり音楽を聴いたりしてリフレッシュし、次の仕事に備えました。電車を降りる際に誰にもにお礼はしませんが、日本のビジネスマンたちは頑張っているなと再確認できます。(尋助)
【湖城の窓から】
今週号掲載のインタビューでラドクリフ敦子さんが気にしていたことは、自分が「作らない」と公言することで「煙の現場のワインはすべて不良品」というイメージを植え付けてしまうことでした。「ワインは究極的には嗜好品」と、著名品評会のジャッジでもある敦子さんは言います。嗜好品ゆえに個々の好みは千差万別で、煙の影響を受けたブドウを気にしない消費者や、ワイナリーがあることも理解できると語ります。ただ、自分の信条からは作りたくないと控えめに主張していました。
同号の「噂のニュース」で取り上げた豪州スパークリングワイン界の巨匠クローサー氏は、煙を浴びたブドウのワインも美味しいと主張しています。両者は論争している訳ではありませんが、「嗜好品」だけに、美味しいか否かの決着はつかないでしょう。
もっとも、クローサー氏の発言も、煙害の影響で予想される国内ワイン業界の落ち込みを、なんとか和らげたいという意図がある気がします。(ウェルス編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
青果企業コスタがAIによる生産管理を始めるそうです。センサーによるデータ収集と分析により、どんな利点があるのでしょうか?(答えはこちら)