地声人語・湖城の窓から- vol.511
【地声人語】
エコ生活を始めました。環境配慮のことです。暖房の代わりに湯たんぽを使用し始めたのですが、これが身体をじんわりと温めてくれて良い働きをしてくれます。もう一つはコンポスト。野菜の生ごみの他、コーヒーフィルター等も対象で、それ以来ごみの量が一気に減りました。少しずつ環境に優しい生活にシフトしていきたいです。(百芍)
テク生活を始めました。最新技術のことです。日本の実家にいる老親との通信手段としてモニター付き家電を買いました。これで機械オンチの親ともビデオ通話ができます。もう一つはドライブレコーダーです。それ以来、理不尽な交通事故に巻き込まれても証拠映像があるので、やや安心です。少しずつIT生活にシフトしていきたいです。(西嵐)
テツ生活を始めました。鉄分摂取のことです。血液検査をしたら医者も驚く低鉄分で、赤肉や煮干しなど鉄の多い食材を口にしています。もう一つはサプリメント。食物だけでは覚束ないらしく、錠剤を定期的に飲んでいます。それ以来髪の量が増えた気がしますが、それはともかく、少しづつ息切れしない生活にシフトしていきたいです。(尋助)
【湖城の窓から】
「サプライチェーンの要」
オーストラリアの食品サプライチェーンが、新型コロナの影響で混乱に陥るリスクにさらされています。ニューサウスウェールズ(NSW)州中央西部ブレーニー(Blayney)のネスレの工場はこれまでに、操業を停止し全従業員が隔離を命じられました。その原因は1台のトラックが同工場を訪れた後、運転手が陽性だったと判明したこと。濃厚接触者として特定された工場従業員は1人だけでしたが、NSW州保健当局は工場の閉鎖と全員の隔離を指示しました。同工場の再開日時は決定していませんが、ネスレは従業員とその家族に対し、少なくとも今月28日までは移動を制限するように伝えているそうです。
この事態に懸念を強めているのが食肉加工業界。もともと食肉加工場従業員(ミートワーカー)はウイルスに対して「ハイリスク」と区分され、ワクチンの優先接種が認められていました。食肉加工業は労働集約型業務であることと、エッセンシャル事業であることが考慮されたためですが、食肉産業カウンシルによると、接種率が10%以下の州もあるそうです。
皮肉なのはミートワーカーに対する優先権が議論されていた時、トラック業界も優先権を求めロビー活動を行っていたこと。願い叶わず最終的にミートワーカーより優先度が低くなりましたが、あの時サプライチェーンの要として優先接種が認められていれば、というのは後の祭りかもしれません。(編集長)
【ウェルスのトリビア 〜今週の紙面から〜】
ニュージーランド貿易経済促進庁が対日貿易促進で重視する3つのCとは、Connection(つながり)とCommitment(責任)と、あと一つは何でしょうか?
(答えは記事中に)