地声人語・湖城の窓から- vol.509

【地声人語】

ロックダウン中のストレス解消を兼ねて、1年ぶりにオンライン飲み会を復活させました。フランスや日本にいる久しぶりの友人らと話していると、時間があっという間に過ぎていきます。飲み会用に作ったご飯を見せ合うのも一つの楽しみで、今週はどの国の誰に声をかけようかとワクワクものです。(花坊)

ロックダウン中の運動不足解消を兼ねて、朝に公園で走っています。ただし15 分程度しか走らないので、運動はあっという間に終わりです。でも外は冬。1年前のロックダウンにも、寒すぎる中を走った直後に低血圧でバタンと後ろから倒れたので、また倒れやしないかとドキドキものです。

(西嵐)

ロックダウン中の気分転換を兼ねて、晩酌は欠かせません。トレンドに乗ろうとノンアルビールに切り替えたら、これがまた意外とイケます。飲んでも眠くなるわけでないので、いつの間にか本数がすぎ、あっという間にカートンが空になっています。つまみも食べ過ぎて、このままではウェストがプクプクものです。(尋助)

【湖城の窓から】

「吸い寄せられるNZ?」

ニュージーランド(NZ)海外投資局(OIO)が、中国政府の保有企業による北島コロマンデル半島の商業林業地の買収を承認しました。

NZは最大貿易国中国との関係悪化を回避したいという思惑があるとみられています。かつてマフタ外相が自由主義陣営ファイブアイズの役割拡大は不快だと発言し、周囲を驚かせました。その後アーダン首相がNZは中国への姿勢を軟化させているとの指摘を否定はしましたが、なにかにつけ中国を横目で見ているきらいもあります。オーストラリアが対中大麦関税問題でWTOにパネル設置を要請した時に、NZが第三者としての参加を表明しました。その際に中国のメディアが「NZのパネル参加は必ずしもオーストラリア支持を意味しない」などと報じ、両国の関係性を不気味にほのめかし、NZはどちら側に付くのか不安にさせています。

NZの最大輸出品の乳製品は、去年中国向けが55億NZドル(1NZドル=約78円)。2位のオーストラリアの8倍近い額です。NZ産牛肉の対中輸出は日本の5倍。OIOの承認は、そんなマネーの問題とは切り離された独自判断と信じたいものです。(編集長)

【ウェルスのトリビア 〜今週の紙面から〜】

5月のオーストラリア産デュラム小麦のある国向けの輸出量が過去最高水準となりました。パスタに使用されるデュラム小麦ですが、ある国とはどこでしょうか?(答えは記事中に)