編集後記・湖城の窓から- vol.424
【編集後記】
最近面白いことが起きています。アジア系食品スーパー経営者で、日本の缶コーヒーがバカ売れしているようなのです。甘い飲み物を好むアジア系の方には、少し甘い日本の缶コーヒーが合っているのかもしれません。オーストラリアに日本的な飲料自販機ができるのではないかと勘ぐってます。(花坊)
最近おかしなことが起きています。自宅前の路上に面した芝生の一面に、クローバーの花が侵食するようになりました。近所を見るとどこも同じのようで、そこかしこの芝生が、別の繁殖生の強い植物にやられています。それも異常気象や干ばつのせいではないかと勘ぐってます。(西嵐)
最近不愉快なことが起きています。仕事が一段落し一服しようと立ち上がると、ベルトの位置が下がっています。どうやら出てきた下っ腹に押されているよう。年のせいとか運動不足と言われますが、実は農業・食品関係に従事する以上、実食せねばと食生活が変わってきたのではと勘ぐってます。(尋助)
【湖城の窓から】
今週は珍しくチーズの記事がありましたが、オーストラリアの農林水産業で酪農が一番心もとない気がします。世界的な乳製品需要は高まっているにもかかわらず、牛乳の生産量は減少が続きます。今シーズンも出足は良くない様子。国内の干ばつによる飼料・水価格などのコスト高が理由と言われますが、昔からの小売業界の強い支配力がサプライチェーン全体に及び、業界がいびつになっているのも一因なようにも思います。昨年発表され酪農家を一安心させた行動規範も、加工業界の反対から骨抜きになる恐れもあるとか。
実際スーパーでの牛乳の売上もわずながら減っており業界はチーズやバターに活路を見出しているようですが、離農する酪農家も増加中との報道も目にします。WA州最大の酪農家も酪農を続けるか否か揺れ動いているようです。
オーストラリアはいつか牛乳の純輸入国になるのでしょうか。酪農業界にとって、今後「事業の持続可能性」がキーワードになる気がします。(ウェルス編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
日本各地の生産者が、地元の食材をオーストラリアでプロモーションする機会が増えてきました。さて、今回福島県の総菜製造会社が、まだ若くて小さい桃を材料にした食品をPRしています。カクテルの飾りやデザートのトッピングに最適だそうですが、どのような食品でしょうか?(答えはこちら)