編集後記・湖城の窓から- vol.427
【編集後記】
数年ぶりに階段から落ちました。いえ、落ちたというより、一番上から一番下の段まで見事に落下。カーペットだったことに油断して両手に持っていたコーヒーとパンに気を取られていたこと、そして「早く食べたい!」という焦りが原因でした。幼少期以来の蒙古斑のようなあざに懐かしさを覚えつつ、いつあざが消えるか気になる今日この頃です。(百芍)
数年ぶりに痔になりました。いえ、数年ぶりというより、前回がいつだったか覚えていないくらいです。不可解なのは、身に覚えがないことです。便秘でもなく、清潔にしているつもりです。辛い物も食べてません。禁句の話題なのか、不可解だと皆に話しても相手にされません。眉間を狭める痛みに懐かしさを覚えつつ、いつ治るか気になる今日この頃です。(西嵐)
数年ぶりに禁煙に成功しました。いえ、成功したというより、正しくは「数年ぶりに禁煙が続いている」です。でも今回は予想以上の長期の禁煙で、本当に成功したと言いたい気分です。今までにない爽快さを感じていますが、でも時折タバコの刺激を求める感覚に懐かしさを覚えつつ、いつこの感覚がなくなるか気になる今日この頃です。(尋助)
【湖城の窓から】
読者からご指摘いただいたことがきっかけで、熱量を表す単位について調べてみました。熱量の単位は昔から「カロリー」だと思っていましたが、今は世界的にこの単位はなるべく使用せず、どうしても使う場合は「ジュール」の併記が望ましいのだそう。確かにシドニーの我が家にある食品を見ても、表示はみな「キロジュール」でした。単位が置き換わったのは結構古く、多国間取引の増加などを受けて1960年に開催された国際会議で決まったそうです。日本では93年に世界標準に統一され、理科の教科書でもカロリーは補助的な扱いになったとか。ただ日本では、人が摂取する物の熱量を表す場合には、今でも「カロリー」を認められているとのこと。熱量が少ないことをウリにする「カロリーオフ」は正しい用法のようです。
そういえば、シドニーでは「低ジュール」をウリにした食品は見かけない気がします。オージーにとって、低い熱量は意味がない?(ウェルス編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
オーストラリアに干ばつを引き起こす一因と言われる、熱帯インド洋の南東部で海面水温が平年より冷たく、西部で温かくなる気候変動現象を何と言うでしょうか。(答えはこちら)