地声人語 - vol.687

■2月と言えばバレンタイン。日本にいた時はデパ地下のチョコレートフェアで高級チョコを(自分用に)買いあさっていました。しかしそれも今は昔。オーストラリア人はチョコにこだわりがないのか、この時期限定の特別な販売会がありません。今は包装までもいつも通りのスーパーのチョコをうらめしく眺めています。(猫山)

■2月と言えば真夏。オーストラリアではハエが増えます。網戸がある家が当たり前だなんて今は昔。見た目重視で機能性ゼロのわが家は網戸がなく、冷蔵庫から食材を取り出した瞬間、ニオイ臭いをかぎつけたハエが入り放題です。網戸を取り付けたいのに承認手続きが進みません。今は飛び回るハエをうらめしく眺めています。(岩下)

■2月と言えば節分。わが子が小さい時には日本の風習を学ばせるために豆まきをしていました。しかしそれも今は昔。わが子は成人し一緒にイベントをすることもありません。次のチャンスはもしかしたら、20年後に手を引いて一緒に歩いてくれることかもしれません。今はペットフードをまいて猫をうらめしく眺めています。(尋助)