地声人語・湖城の窓から- vol.467

【地声人語】

9月に突入してから、30 度の気温になりました。暦の上では春になったばかり。もう夏が来てしまったのでしょうか。いやいや、最近くしゃみの数が増えたのはきっと花粉のせいだと信じたい。せっかちな夏に負けず、春よどうか踏ん張って、なるべく長く居座ってくれと願わずにはいられません。(瀬戸内)

2歳くらいから自我が芽生え初め、50 歳の峠をついに越しました。人生百年の時代では、年齢の上ではもう半分です。いやいや、まだ半分だと信じたい。アレも欲しいコレも欲しいと欲張りだった若年を過ぎ、これからは少しずつ手放していかねばなりません。しかし肉体よ、なるべく衰えないでくれと願わずにはいられません。(西嵐)

1ページのトップ記事から読んで、24ページ目で「地声人語」に到達しました。このページでは「ウェルスのトリビア」が読まれるのを待っていますが、一体何人の読者がトリビアに挑戦してくれるでしょうか。いやいや、数は問題ではないと信じたい。今回の難易度は高めです。なるべく多く読まれてくれと願わずにはいられません。(尋助)

【湖城の窓から】

「忙しさも責任も」

オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)の活躍の場が広がっています。ここ数カ月で本誌が報じたものだけでも、コロナ禍における小売の供給調整や、◇ウールワースの企業間取引参入の是非、◇鶏肉業界の構造問題、◇スーパーと生産者との力関係不均衡の精査、◇農業用バイクの規制の黒白、◇k酪農業界の行動規範順守の監視、◇マレーダーリング盆地での水取引市場の調査リポートなど盛り沢山。そのほかにもアサヒやキリンといった企業のM&Aの可否判断もありますし、もちろん農業・食品業界以外では、グーグルやフェイスブックの広告問題や退職年金の早期引き出し問題も扱っています。

ACCCは、フェア(公明正大)第一が信条のオーストラリアにとって、不公平な競争環境を正すいわば正義の味方。しかし、こんなに扱うケースが多ければ、忙しさで目が回るのではないでしょうか。

そう思って一体職員は何人いるのか調べようとしたところ、ふと目に入ったのが公開されている役職員の給料。一般職員の給料はまあ普通ですが、会長は日本の首相よりも上。もしかしたら忙しさも首相以上なのかもしれません。(ウェルス編集長)

【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】

過去2年にわたって干ばつに苦しめられたコメ。今シーズンは回復が見込まれていますが、予想生産量は、前年比何倍でしょうか?(答えは記事中に)