編集後記・湖城の窓から- vol.433

【編集後記】

年末は大掃除に明け暮れました。この話をしたところ、オージーの友人達は年末の大掃除の習慣がないことが分かり驚愕。その友人達曰くオ-ストラリアでは大掃除の習慣があまりなく、するとすれば、春が訪れる前にすることが一般的だそう。「年末はイベントを楽しまないと!」と言われましたが、掃除せずして楽しめそうにありません。(百芍)

年末は実家の世話に明け暮れました。しばらく見ない間に、自宅の衛生管理などいろんな問題が起きていて驚愕。実家の両親などからは「気にならないよ!」と言われましたが、客観的に見ても許容範囲を超えているレベルです。一週間いる筆者が掃除しても焼け石に水なので徒労感があり、家族の意識改革なくして掃除も楽しめそうにありません。(西嵐)

年末は家のリフォームに明け暮れました。部屋の壁をペンキで塗り直したのですが、バニングスで売っているペンキの種類の多さに驚愕。店員に説明を求めたところ、下塗りはコレ、中塗りはアレ、仕上げはコッチと教えられました。「こうしないときれいにできないよ!」と言われましたが、日曜大工は手軽さなくして楽しめそうにありません。(尋助)

【湖城の窓から】

2020年新年号は西シドニーの農業特区開発と山火事関係のニュースで始めました。農業特区はデジタル技術を活用した国内随一の生産・流通の拠点を作り、雇用も創出するというのが基本構想。ただし26年の空港開港までまだ時間はあるということなのか、細部はこれから、という感じもします。世界中から投資とベスト・プラクティスを取り入れ、ワンランク上の都市を作るという掛け声やよし、一方で提案待ちの雰囲気もありました。ノーウォリーズのオージーとはいえ政府の一大プロジェクト、今後公社当局がどれだけのリーダーシップを発揮するか期待です。

山火事については主要インフラの被害が少ないことから、GDPへの影響は少ないという予想もあります。しかし農業への影響は甚大なようです。まだ進行中の災害でもあり被害の全容は見えませんが、長引く干ばつの影響で生産量が減少していた酪農、牛群数が減っていた畜産に追い打ちをかけ、そして資産である森林が燃えた林業。豪州農業復活へ心配の種は尽きません。(ウェルス編集長)

【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】

オーストラリアで新たな養殖技術が開発され、ブームをもたらす可能性のある水産物は日本語で何というでしょうか? (答えはこちら