地声人語・湖城の窓から- vol.512
【地声人語】
東京五輪に熱チューしています。今年から新競技として採用となったスケートボードの試合では、特にテレビにくぎ付けになりました。選手たちの素晴らしい技を目にし、幼少の頃両親に誕生日プレゼントでスケートボードを買ってもらい近所の土手で乗り回していたのを思い出します。多分、あの時の楽しさを忘れていないからでしょう。(弥生)
東京五輪に夢チューになっています。特に柔道は目が離せません。最近は撮影技術がハイテク化し、速度を約4分の1にしてリプレイ再生する超高画質には舌を巻いています。勝った選手たちが歓喜の雄たけびを上げる瞬間のスローモーションは、大袈裟でなく、人間が生きる意味を垣間見せてくれるかのようです。多分、それに憧れているのでしょう。(西嵐)
東京五輪にチュー目しています。日本人選手の活躍をネット配信で見て、久々に愛国心を確認しました。特に彼らが金メダルを取った時に流れる君が代に感泣しています。これは年をとったせいでしょうか、それとも海外にいるからでしょうか。一緒に見ている家族はそれほど感動していないので、多分、年をとったせいでしょう。(尋助)
【湖城の窓から】
「地位の濫用」
クイーンズランド州の農業団体アグフォースが連邦準備銀行に対し、バンク・オーストラリア(BA)の銀行免許を取り消すよう要請しています。その理由をアグフォースは、BAが家畜・食肉ビジネスに対し金融サービスの提供を拒否したためと主張しています。また、赤肉諮問委員会も「法を順守する企業に対し資本を提供する義務がある銀行が、サービス提供を拒否した」と、競争委に調査を要請しました。
訴えに対しBA側は、「自行の融資は動物福祉に妥協のない慣行を導入していることを意味する」と発表。実際に同銀は動物保護団体アニマルズ・オーストラリアの賛同・支援を受け、「多くの顧客は自らの資金が動物を傷つけることに使われることを嫌う」と主張しています。この主張から訴えは事実とも思われますが、アグフォースらの主張の本質的な部分は、銀行が財務状況以外のところで、判断基準を持ち出すことへの異議のようです。
日本でもコロナ下で政府の要請に応じない飲食店へ、金融機関に働きかけを促した大臣に批判が集まりました。ESG融資に注目が高まる中、今後アグフォースのような主張が聞かれる可能性もありそうです。(編集長)
【ウェルスのトリビア 〜今週の紙面から〜】
「牛を使わない」乳製品を開発したEden Brewは、代わりに何を使ってクリーミーなミルクを製造するのでしょうか?
(答えは記事中に)