中国、豪産大麦の関税撤廃 次はワインか

中国商務省が、オーストラリアからの輸入大麦に対する制裁関税措置を3年ぶりに撤廃した。オーストラリア政府はこれを受け、世界貿易機関(WTO)に提訴した大麦に関する紛争処理手続きを取り下げると表明した。穀物業界は再開を歓迎したものの、巨大市場への集中に伴う地政学的リスクが顕在化した現在、今後中国への大麦輸出規模は以前の水準には戻らないとの見方も出ている。オーストラリアは制裁が続くワインについても関税撤廃を求めているが、見通しは不透明だ。【ウェルス編集部】

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