第15回 Bunnamagoo Estate
【Bunnamagoo Estate】
Henry Lawson Drive Mudgee NSW 2850
Tel:1300 304 707
www.bunnamagoowines.com.au
いまさら人に聞けないのでワインの基礎知識について知りたいというリクエストをいただきました。オーストラリアやニュージーランドのようなワイン大国では、国民全体のワインに関する知識が平均的に高く日常的にワインを飲んでいるためワインを表現するボキャブラリーが豊富です。私たち日本人は、というとワイン人気は定着したものの、ワインについて語り合う場というのはまだまだ少なく、ワインの味や風味を表現するのは少し気恥ずかしいような空気があります。
しかしながら、現地ではソーシャルシーンやワイナリーでのテイスティングでワインに対する表現なしには過ごしづらいものです。逆に、ちょっとした表現で周りの人から共感を得られたり話が弾むきっかけになりますので、この機会におさらいしてみましょう。
【白ワインの表現】
◆フルーツ系…白ワインでフルーツの表現はシトラス系をはじめリンゴや洋ナシ、メロン、ライチ、パイナップルなどたくさんあります。酸味があり、口内をすっきりさせてくれるようなドライなワインは「ライミー(limy)」「シトラシー(citrusy)」とも表現できます。若くドライなセミヨンやセミヨンとソービニョン・ブランとのブレンドでポピュラーな味わいです。
それらがよりフルーティーで甘味の強いものになるとメロンや洋ナシの表現になります。そこにトロピカルな風味が加わるかどうかも注意深くテイスティングしてみてください。フルーティーで甘口の白ワインにモスカートがあります。また、ドライでありながらトロピカルなフレイバーも楽しめるシュナン・ブラン(Chenin Blanc)のようにアロマと口当たりにギャップを感じさせる面白いものもあります。
◆野菜・草系…アスパラガス、インゲン豆など通常加熱後に口にする食材は苦みが少なく柔らかな味わいです。草の風味で有名なのは近年ニュージーランド産が人気のソービニョン・ブランで若々しくフレッシュなアロマがよく青草に例えられます。また、人によっては猫のおしっこと表現することもあります。
◆ナッツ系…油分を多く含んだナッツはリッチなワインの証拠です。酸味が少なく、どっしりとしているシャルドネなど5年以上寝かせたワインでこうしたリッチな味わいが出てきます。ヘーゼルナッツ、アーモンド、ピスタチオなどがありますが総合的に「ナッティー(Nutty)」と表現します。
◆ウッド系…バニラやオーク、または燻煙の香りはオーク樽で熟成されることでしっかりとワインにキャラクターを与えます。代表的なものにシャルドネがありますが、やはり白ワインの王様といった感じで気品にあふれています。若いテーブルワインが人気を集めていますが、やはりワインそのものをじっくりと楽しみたい場合にはこのようなワインがお勧めです。
先日、ワインバーで注文した「Bunnamagoo Estate」の1827 Chardonnayはまさにそんなクラッシックなシャルドネの魅力に溢れていました。2010年のビンテージで、あと2年ほど寝かせればより一層はちみつやナッツのリッチなフレイバーが育ちそうです。色も深みがあり、写真で見ても若いピノ・グリと比較して深く落ち着きのある色合いに仕上がっているのがわかると思います。
白ワインの王様 ★★★★★
余韻の長さ ★★★★☆
とっておき感 ★★★★☆
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