第223回 Clos Pierre
【Clos Pierre】
International Liquor
522-550 wellington Road Mulgrave VIC
半年ぶりにメルボルンを訪れた。予想はしていたものの、冬のメルボルンは底冷えがした。昼間の時間が短く、冷たい風と一緒に雨が斜めから吹き付けてくる。そんな厳しい環境だが、特定品種のブドウ栽培にはとても適しているらしい。そのことを物語るように、メルボルンから90分ほど車で南下したモーニントン半島ではピノ・ノワールを主力ワインとして扱うワイナリーが多くある。半島に吹く冷たい南極からの風がブドウの病気を予防し、デリケートな品種の栽培に適しているそうだ。
同じく冷涼な気候での栽培が適しているのは、白ワインに使われるシャルドネやリースリングがある。シドニーに戻ってから酒屋の試飲コーナーで同じくビクトリア州のヤラバレー産シャルドネ「Clos Pierre」を発見した。早速試したところ、パイナップルと洋ナシのようなアロマとほのかなオークの香りがバランスよく、たいへん気に入った。ちょうど試飲用のボトルはそれほど冷やしていなかったのがさらによかった。自宅で冷やして飲むと甘みと香りが十分に引き出されず、苦味、渋みが強くなったので常温に戻したくらいだ。
豪州の冬、15度くらいの気温が実はシャルドネのようなコクのある白ワインには適している。冬は一般的に赤ワインの消費が増えるが、普段冷やして飲んでいる白ワインを常温で楽しむのに良い季節かもしれない。
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