第11回 エイジングには羊プラセンタで対抗!

最近メディアで頻繁に取り上げられる、「プラセンタ」という商品をご存じですか?プラセンタとは英語で「胎盤」という意味ですが、ここでは胎盤そのものではなく、胎盤から抽出される成長因子やそのほかの栄養素のことを指します。一般的には、エイジングケア向けのサプリメントとして多く流通しています。

プラセンタの歴史は古く、その効果はなんと紀元前から知られていました。古代ギリシャ時代には「西洋医学の父」と呼ばれるヒポクラテスが薬として使用、4千年前の中国では滋養強壮の漢方薬として用いられていたほどです。

現在市販されている商品のほとんどは豚の胎盤から採取されたものですが、羊の胎盤から採取された羊プラセンタも存在します。羊の胎盤のアミノ酸組織は人間の胎盤と非常に近く、免疫反応を起こしません。そのため羊プラセンタは人間の細胞となじみやすく、体に浸透しやすいという特性を持ちます。羊プラセンタは安全性が高く、現時点で重大な副作用は報告されていません。

またプラセンタの摂取に関しては、意外な規制もあります。過去にプラセンタ注射を受けた経験がある人は、現在献血をすることができません(サプリメントなどの健康食品、化粧品、内服薬などの経口摂取は除く)。厚生労働省は2006 年8月、ヤコブ病対策として人の胎盤から抽出したプラセンタ治療を受けた経験がある人の献血を禁止すると発表しました。

しかし、プラセンタ注射によってヤコブ病になった人の感染例はなく、プラセンタ製剤によって感染するリスクが高くなったということでもないので、あくまで念のためのようです。

ただ中にはその旨をはっきり伝えない医師もいるようで、プラセンタ注射後に献血ができないと知った人も多くいるとか。このほか臓器の提供が行えなくなる場合もあるため、単に美容目的というのであればサプリメントにとどめておくのが安心といえそうです。

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