第39回 暑い日の定番ランチ、簡単冷やし中華

暑い夏にぴったり

早いもので、1月もいつの間にか折り返し地点を過ぎました。わが家では庭でキュウリを育てており、順調に実をつけています。採れたてのキュウリは、皮がパリッとしていて、実はジューシーで甘みがあります。今回は、そんなキュウリがとてもよく合う夏向きのメニュー、冷やし中華のレシピをご紹介します。特にスクールホリデーの間は、時間をかけずにさっと作れて、適度に栄養もとれ、暑い昼間でもおいしく食べられるランチとして、わが家の定番メニューとなっています。具を工夫して盛り付ければ栄養バランスもよくなり、辛みや香りのある具を追加すれば大人向けの味わいとなり、食べごたえもあります。

■タレは調味料を混ぜるだけ

日本にいた頃は、中華めんとスープがセットになった、冷やし中華のセットを購入していましたが、ここパースでは手軽に手に入りません。中華めんはパースでも買えるので、問題は、カギとなる甘酸っぱいしょうゆベースのタレ。実は、調味料を混ぜるだけで簡単に作ることができます。

まず必要なものは、酢。穀物酢や米酢などもありますが、ホワイトモルトビネガーがおすすめです。次に、砂糖はラパデュラシュガーを使いますが、手に入らなければ未精製のものを使用するのが良いでしょう。また、ケルプ昆布(Kelp粉末)をだしとして使用します。なければ、普通の昆布だしで代用可能です。

このほかに、ごま油としょうゆ、水を用意し、すべて混ぜ合わせ、ラパデュラシュガーをよく溶かします。時間があれば前もって作っておき、冷蔵庫でよく冷やしておきましょう。

■具材はお好きなものを

冷やし中華の具材は、例としてキュウリ、レタス、ミニトマト、ゆで卵、蒸し鶏などがありますが、お好きなものを選んでみてください。鶏肉が入ると、一気にボリュームが増しておいしくなります。ほかに、ゆでたもやしや、刻んだネギ、ハムなども合います。

キュウリは千切りに、ミニトマトは縦半分に切っておきましょう。レタスも適当な大きさに刻みます。

蒸し鶏の作り方は、まず、鶏ムネ肉の厚みがあるところを半分の薄さに切り開き、鍋に入れてひたひたの水を注ぎます。日本酒を少し入れて、ふたをして30分ほど蒸しゆでにします。その後は冷まして、手で割きます。

ゆで卵は、水から入れて火にかけ、沸騰したら火を弱め、約5分ゆでます。その後お湯から出して冷まします。こうすることで、半熟気味に仕上がります。

蒸し鶏とゆで卵は、前もって作っておくと便利です。

このほかにも、コリアンダーを加えたり、いりごまを散らしたりしても、風味がアップしておいしいです。しっかりとした辛みのある、ホット・イングリッシュマスタードを添えても良いです。

子どもたちも大喜びのレシピで、煮立てたり、冷ましたりする必要がないのが良いところです。思い立った時にあっという間に作れるので、ありがたいお助けメニューでもあります。

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投稿者プロフィール

名取 知衣子
1973 年東京生まれ。2013 年から西オーストラリア州・パースに在住。夫、ハイスクールに通う長女、プライマリースクールに通う長男の4人家族。日本と異なる生活に試行錯誤するうちに、オーストラリアの豊かな食事情に興味を持つようになる。オーストラリアのローカル食材を使って日本人が手軽に楽しめる家庭料理を研究中。レシピをブログ「パースで手作りざんまい(http://perth-zanmai.com/)」で公開している。