本物の巻きずし
自国の料理を持ち寄るホームパーティーに招かれた。そこで、日本食の中でもなじみ深い、巻きずしを作ることにした。
せっかくなので日本らしい味を試してもらおうと、シイタケとニンジンを甘く煮詰め、厚焼き卵を焼き、キュウリと一緒に巻いた。カンピョウは手に入らず諦めたが、それでも家庭で食べるのり巻きの味に近くなった。ただ、欧米人の多いパーティーで実際に好まれるか自信がなかったので、サーモンとアボカド、マヨネーズを、ご飯を外側にして巻いた王道カリフォルニアロールも作った。
結果、なんとシイタケの巻きずしの方に人気が集まった。「フレーバーが詰まっている!」との感想が多く、うま味やだしの概念を説明したところ皆興味津々だった。マヨネーズを使用するなど、最近のすしの欧米化には少々残念な気持ちだったが、うま味を生かした本場の巻きずしにもひょっとすると商機が眠っているかもしれない。(岩下)
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