量り売り
オーストラリアに住み始めてからのささやかな楽しみに、マーケットや青果店で野菜や果物を買うというのがある。色鮮やかな季節の果物や野菜を見る度に、農業大国の豊かさを実感する。日本では野菜も果物もラップなどで包装されているのが普通だが、こちらではそのまま山積み、量り売りが基本だ。大人数の食事を用意することはまれなので、これは助かる。無駄な包装のゴミも出ない。
野菜や果物の違いを比べるのも面白い。大きさ、色、皮の固さなどが違うので、日本のレシピを使うときは工夫が必要になる。先日、ナスの鍋しぎを作ろうと思い立ったが、店頭にはあの大きめのナスしかない。1つあればちょうどいい位かと思い購入したが、ネットで調べ換算すると、日本の平均的なナスの5本分の重量があることが判明。大量の鍋しぎを作る羽目となった。今となっては日本のナスがどのようなものだったか定かでない。(一波)
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