「シーウィード・ティー」
近所の知人にお茶に招かれた。あるじに「コンブチャは好きか?」と聞かれ、「はい」と答えると、出てきたのは発泡性の発酵飲料「Kombucha」の方だった。オーストラリアでも健康志向の高まりから、人気急上昇中だ。あるじは最近、転職し、コンブチャのマーケティングをしているとのこと。「日本にもコンブチャがあるんですよ。シーウィード・ティーという意味ですけど」と説明すると、不思議そうな顔をしていた。
調べてみると、コンブチャとは日本でも1970年代に大流行した「紅茶キノコ」のことだった。そういえば母親も紅茶キノコを育てていたな。
だが、なぜKombuchaというのか。アメリカン・ヘリテージ・ディクショナリーのウェブ版では「おそらく、日本の昆布茶から来ている」と書いてあったので驚いた。紅茶キノコのゼラチン質を、英語を母語とする人が海草と勘違いしたのではないかとある。怪しい説だが、自分の説明もまったくの間違いではなかったかもしれない。(城一)
投稿者プロフィール
最新の投稿
ウェルス掲示板2025年5月9日メルボルン・シドニーで酒フェス、チケット販売中
企画・特集2025年5月9日第497品 アーノッツのジャッツ
豪・NZ主要農畜産地域の降水量2025年5月9日豪・NZ主要農畜産地域の降水量 5月1日~7日
編集長コラム「オセアニア農業の歩み方」2025年5月9日オセアニア農業の歩み方「初動試される」