鉄板サーカス
シドニーのトリップアドバイザーで和食レストランを検索すると、寿司やフュージョン系の店が多数を占めるが、世界各国からリゾート客が集まるゴールドコーストでは鉄板焼き店が多く人気上位に食い込んでいる。その中でも派手なパフォーマンスで有名な店に行ってみたが、もはやレストランというよりサーカスを見ている気分だった。
重ねた輪切りの玉ねぎを火山に見立て炎を立ち上らせたり、ヘラで卵をリフティングしたり、懐かしの洋楽をBGMに塩で歌詞を書いたりと絶えず客を飽きさせない工夫が散りばめられており、食をエンタメに昇華させた海外の発想はさすがだと感心した。
ただ、焼き鳥を投げて客に口でキャッチさせるパフォーマンスはいただけない。失敗すると床に落ちる上に、うまくキャッチできても口の中をやけどしてしまう。外国人客にはウケていたが、ほかのテーブルの日本人はやはり引き気味で真顔になっていた。同じことを日本でやったら玉ねぎ火山のように大炎上してしまうだろう。(松子)
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