まずいリンゴ

自宅でリンゴを食べていて、ふと、まずいリンゴでもそのまま食べるようになったのはいつからだろうと思った。

豪州産リンゴの中にも、たまにイケるリンゴはあるが、このリンゴは皮が厚くてとてもおいしいとは言い難い。それでも、たしかスーパーで1キロ4ドル(約300円)もした。高い上に、外見にだまされてしまうケースはよくあるので、もはや驚かない。これは豪州産に限ったことではなく、日本産以外のリンゴなら大抵同じだ。

わが実家の信州では、このレベルのリンゴはまず店頭に並ばない。質のいいリンゴばかりなので、まずかったら捨ててしまったものだが、海外生活が年以上になった今では、もったいなくて食べ続けざるを得ない。

日本が南半球の豪州にリンゴを輸出するのはコストがかかりすぎて困難だろう。だが豪州人には、リンゴはこういう味だとは思って欲しくない。(駑馬)

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