活気は戻ったけれど…
シドニー中心部にある行きつけの果物ステーションが、コロナ禍を機にぱったりと店舗が閉じられたままになっている。以前は毎朝必ず、この店で果物やジュースを買っていたものだ。寂しく感じていたある日の出勤途中、店のおじちゃんと街で偶然、ばったり出くわした。
彼によると、トラックの駐車スペースを確保できなくなってしまったため、その屋台から約100メートル先でトラックで果物を細々と販売しているという。元々の果物ステーションは市の所有施設なので、当然駐車スペースを特別に与えられているものと思っていたが、これまでは早朝に来て自分たちで駐車スペースを確保していたのか、と驚いた。
最近は、市中心部の活気が戻りはしたものの、裏を返すと、駐車スペース競争も以前以上に激化し始めて果物ステーションさえ開くのが難しくなっていることに、なんだかやるせない気分もある。(西嵐)
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