無用の長物体
ウールワースの地元のスーパーで、巨大な縦長掃除機のような物体が店内をゆっくりと動き回っていた。ロボットだ。(上部写真参照)。
壁の説明書きを読むと、ロボットは現在トライアル中で、危険物がないか見回るのが主な仕事。例えば床が濡れているのを発見すると「キヲツケテ、キケンブツアリマス、ハナレテクダサイ」と男性の声でしゃべる。陳列棚に商品がないときも店員に注意を促すそうだ。
感心して見ていると、5分ほどの間にロボットは数回立ち止まり、「キヲツケテ、キケンブツアリマス」。そのたびに店員が飛んできてボタンを押し、再稼働させていた。
この店でいつからトライアルをやっているのか知らないが、2019年にオープンしたシドニーの新店舗が最初の導入例らしい。あまり役に立っているとは見えず、店員の負担が増えるばかりのようにも思える。「ハロー、元気かい?」などと話しかける機能があれば、精神的な安らぎにつながるのかもしれないが。(城一)
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