中東の争い
自宅近所に店舗が並ぶ一角がある。これまで韓国料理店や不動産業者が幾つか並んでいたが、ここに来て中東系のレストランやカフェ、雑貨店が不動産業者のオフィスと入れ替わりに突然増えてきた。
確かに、近場のショッピングセンターに来る客層に、中東系の人々が増えてきたと思っていたところだ。消費者が増えてきたということは、彼らを対象にビジネスをやろうという人々も増えてきたということなのだろう。ただ、ここまで露骨に競合ビジネスが増えることについて、違和感があるのも事実だ。それほど中東系が集まってくる見込みがあるなら、ほかの業種を展開することもできるとは思う。
とはいえ、こちらとしては、これまで近くなかった中東系の食品や日用雑貨に触れることができる。激しい競争を尻目に「こんなものを食べているのか」、「こういう味が好きなんだ」と異国を視覚と味覚で楽しんでいる。(欣達)
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