日本のリンゴ
毎朝、シドニーの果物売りの屋台でリンゴなどの果物を買う。売られているリンゴの品種はピンクレディーや、フジ、ジャズなどだが、やや紅玉に似た酸味のあるピンクレディーが明らかに人気のようで、他の品種と比べてもよく売れている。
こちらもピンクレディーを買うが、それはお気に入りだからというよりも、消去法に近い。それ以外の品種はなんともおいしくないと感じるためだ。またピンクレディーでさえも、不思議なことに、かじってもリンゴの香りが全くしないのはどういうわけだろう。
顔見知りになった果物屋のオヤジさんにある日、日本のリンゴは全く違うと言って、スマホで写真を見せてあげたことがある。切ると「蜜」があり、シャキシャキとした歯ごたえで、ほのかにリンゴの香りが漂ってくるようだ。オヤジさんは仲間たちを呼び、「おい、これを見てみろ。日本のリンゴだってよ!」と目を丸くしていた。(西嵐)
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