第127品 「マーガレットリバー・エージェンシーズのビルトン」
オーストラリアには郷土料理や名産品がないと言われます。確かに、日本のように各地方で特色ある食べ物が必ずしもある訳ではありません。ただ、生産者の販売能力などの問題で、その土地に行かなければ食べられない、売っていない製品があるのも事実です。
今回紹介するのは、ノースパースの食品製造企業マーガレットリバー・エージェンシーズが「ロングホーン」ブランドで販売する切り干し肉ビルトンです。ビルトンはもともと南アフリカの干し肉として知られており、ビーフジャーキーよりは柔らかい食感です。オーストラリアには南アフリカからの移民が多いこともあり、その関係でビルトンがオーストラリアにも入っているようです。
ビルトンは南アフリカでさまざまな肉で作られていますが、マーガレットリバー・エージェンシーズは、西オーストラリア(WA)州産の牛肉を使い、塩やスパイス、モルト・ビネガーなどを利用したオリジナルのレシピで作っています。取り扱いは、同州パース周辺にある街角のグローサリーショップに限られているようです。うれしい驚きは、肉のうま味が凝集されたしっかりとした味の干し肉にもかかわらず、7.5豪ドル(1豪ドル=約88円、価格は調査当時)とほかの類似製品よりも量が多く比較的安いことです。パースに行く際は、ビールやワインのおつまみに、ご当地干し肉を試してみてください。(頼徳)
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