第239品 ヤング・ヘンリーズのニュータウナー
オーストラリアでは最近、缶ビールの人気が高まっています。これまでは瓶ビールが主流でしたが、缶の方が冷えやすいことや、デザイン性に幅が出ることが好感されているようで、オージーは「tinnies」いうスラングで呼んでいます。今回紹介するシドニーのクラフトビール醸造所ヤング・ヘンリーズも、さまざまな種類のビールを缶に詰めて販売しています。
ヤング・ヘンリーズは、若者の街ニュータウンで2012年から醸造を始めました。「serve the people(一般の人々に提供する)」をスローガンに、地元の人に親しまれる味を目指しているといいます。同社の代表的なビール「ニュータウナー」は、文字通り地元ニュータウンをオマージュしたブランディングで、国内のクラフトビールランキングでも上位にランクインするなどシドニーに限らず広く楽しまれているようです。
ニュータウナーはビールの種類ではペールエールに該当し、ホップの香りが豊かで軽い苦味が特徴。値段は1本4.69豪ドル(1豪ドル=約66円、価格は調査当時)です。香りが良いので、キンキンに冷えていなくても味わい深く、かと言って料理の味を邪魔することもないので、地元を飛び出して人気が出るのもうなずけます。(岩下)
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