オセアニア農業の歩み「“飲まない”という選択」
今週のトップ記事では、ビール業界が逆境に置かれる中、若者を中心に「飲まない」潮流が広がっていることを取り上げました。世界的に「お酒を飲まない選択」をする人が増えています。日本も例外ではなく、若者の間で「ソバーキュリアス」という言葉が広まり、お酒は体質的には飲めても、あえて飲まないというライフスタイルが定着しつつあるようです。
また、欧米ほどではありませんが、日本でもノンアルコール市場が拡大傾向にあり、昨年の売上高は前年比で3%増となりました。新型コロナウイルス流行後、宴会や飲み会の機会が減少しており、酒類消費の減少は一時的な変化ではなく、社会全体の意識転換を映しているように感じます。
不動産コンサルタントのM3プロパティーによると、このような中、オーストラリアのパブ業界は転換点を迎えており、質の高い料理を出す「ガストロパブ」や個性派バー、カクテル専門店が増加しています。健康志向の高まりや、より質の高い空間と体験を求める時代のニーズに応えるために、単なる「飲みの場」から「食と体験を楽しむ場」へと進化しているようです。アルコール離れが進む中で、関連産業の再構築がどう進んでいくのか注目していきたいと思います。
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