第496品 ナットワークスのマカダミア
健康志向が高まる中、注目を集めているナッツ。今回はクイーンズランド州を拠点とし人気急上昇中のナットワークス(Nutworks)のマカダミアを取り上げます。
ナットワークスは、1993年に4人のマカダミア生産者が同州ベリアデール(Verrierdale)に共同で選別施設を設置したことから始まります。当初は生のナッツを販売し小売店が味付けや加工をしていました。拡大を目指す同社は3年後に自社で加工工場を立ち上げました。今では3カ所の工場で50人以上を雇用し、世界14カ国に製品を輸出しています。2022年には、80カ所の農場から調達した5,000トン以上のマカダミア商品を生産しました。同社によるとオーストラリアの生産量の9%に相当するそうです。
さまざまなフレーバーのマカダミア製品を始め、ペーストやオイル、チョコレート製品など商品レンジも拡大しています。お勧めはワサビ味のロースト・マカダミア。バターのような芳醇な香りと濃厚な甘みが広がる中で、ワサビの清爽さが引き締める大人の味わいです。
マカダミアには、ビタミンEやミネラル、不飽和脂肪酸が含まれており、肌の健康維持や美肌効果が期待できます。生活習慣用予防にも効果があるとされています。コレステロールが心配なあなたにも。(尋助)
投稿者プロフィール
最新の投稿
企画・特集2025年5月2日700号記念集中連載 学校給食導入を模索するオーストラリア「最終回 学校給食の行方」
企画・特集2025年5月2日第496品 ナットワークスのマカダミア
豪・NZ主要農畜産地域の降水量2025年5月2日豪・NZ主要農畜産地域の降水量 4月23日~30日
湖城の窓から2025年5月2日オセアニア農業の歩み方「地方の農業が望む政策強化」