湖城の窓から「創刊700号を迎えて」

弊誌ウェルスはこのたび、晴れて創刊700号を迎えました。2011年に前身の「豪州農業ニュース」を改編する形での創刊以来、14年間にわたって読者の皆様や取材先の皆様に支えられてきました。厚く御礼申し上げます。

最近のオセアニア市場では、特に日本の食品企業の進出・事業拡大が目に付きます。世界的な日本食人気を背景に、日本企業にとって両市場はグローバル展開の要となり、今後の成長を支える市場として注目が増しています。

また農業分野では、日本とのビジネスは数十年にわたって強固な信頼関係が築かれている、という地場関係者の声をよく聞きます。日本が品質重視であることが、オーストラリアやNZ側の質的成長を後押しするとも言われます。

一方で、日本企業のオセアニア進出の理由は「日本は人口減少が続き市場が縮小するから」と聞くことも頻繁です。また輸出展示会などでは、急速な成長が続くアジアや規模の大きい中国に押され、日本の存在感が相対的に軽くなっているようにも感じます。

私たちは今後も、オセアニア唯一の日本語専門誌として農業・食品飲料業界の現状をより深くお伝えすると同時に、日本の存在をアピールし関係強化の一助にもなりたいと思います。双方向への働きかけを強め、次の800号、そして1,000号を目指します。これからもウェルスをよろしくお願い申し上げます。(編集長・湖城修一)

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