甘いイチゴ
オーストラリアのイチゴは、日本産と違い甘くない。ただ、何年も食べているとそのすっぱさに慣れてしまい、「ベジゴ(ベジタブルのように甘くないイチゴ)」と勝手に愛称を付けて定期的に買っている。大手スーパーでは、シーズンなら250グラムの1パック当たり2~3豪ドル(1豪ドル=約97円)と手頃だ。
極貧の留学生時代から、生活費高騰に悩む現在まで、食卓で活躍してきた安いイチゴ。ところが最近、間違えて「プレミアム」と名のついた高価格帯のイチゴを買ってしまった。パックには「Sweetest Batch(一番甘いバッチ)」の文字。訝しみながら一口食べると、なんと甘い。
「ベジゴ」はけち臭いわが生活習慣の産物だったのだろうか。「安くてうまいもの」に慣れている日本人の筆者は、「うまいものは高い」というオーストラリアの洗礼をあらためて受けた気がした。(岩下)
(P13に関連記事)
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