炎の花の実
オーストラリアの春の花と言えば、紫色の花を咲かせるジャカランダだ。とはいえ、同じ時期に花を付けるゴウシュウアオギリも気にいっている。当地では「イラワラ火炎樹」と呼ばれ、真っ赤な花はジャカランダと並ぶと対照的で、目に飛び込んでくる。
ゴウシュウアオギリは、桜の木のように花を散らした後に葉が青々と生い茂り、黄色い実が入った大きなサヤが鈴なりにぶら下がる。前々から、この実が食べられないかと思いつつ、実が落ちたら忘れての繰り返しで、いつの間にか10年以上が過ぎた。ただ、植物の実の意外に多くは毒を含み、食べられると考えるべきではないと戒めてきたのが理由でもある。
ただ、ようやくその気になって調べてみたところ、先住民は実を生や火を通したりして食べていたようだ。食べられるめどがついたものの、現在落ちている実はとても食べられそうにないものばかり。来年には食べられることも忘れて、また同じことを考えそうな気がする。(欣達)
投稿者プロフィール
最新の投稿
多様化する食のかたち-フードトレンド・リポート-2025年11月20日第25回 オーストラリアの食物アレルギー事情
企画・特集2025年11月20日一夜限りの日本酒×コメディ、特別ライブを開催
FROM OCEANIA TO JAPAN2025年11月20日第525品 メイシー・アンド・テイラーのオーブンベイクド・プレスドプレッツェル
豪主要農畜産地域の降水量2025年11月20日豪主要農畜産地域の降水量 11月13日~19日




