湖城の窓から「中国市場に豪産ワイン復活する?」
最近の豪中の関係改善の流れを受け、中国によるオーストラリア産ワインの輸入再開も視野に入ってきました。中国系メディアによれば、中国のワイン輸入業者は今年に入ってオーストラリアのワイナリーを訪問し、輸入再開の準備を進めているといいます。
一方、たとえ輸入が再開しても中国が制裁関税を課した2020年11月以降の2年半で、国産や他国産のワインが中国市場を席巻し、オーストラリア産が再奪還するのは困難だという悲観的な見方もあります。実際に醸造大手トレジャリー・ワイン・エステーツのキング社長は「中国産ワインの品質は、ここ数年で大きく向上した」と述べています。
しかし、南オーストラリア州バロッサバレーにある歴史的ワイナリー、セッペルツフィールド(Seppeltsfield)・エステートのオーナー、ランドール氏は、近ごろ40回目となる訪中から帰国し、「中国は豪産ワインを求めている」と断言しました。同氏によると中国は現在、スペインや南仏、チリ、アルゼンチン、東欧から輸入していますが、それらのワインは低級品で、オーストラリアが輸出する高級ワインは中国は生産できず、輸入もできていないそう。ランドール氏は「輸出が可能になれば、中国はわれわれの『幸せな狩猟場(happy hunting ground)』になる」と強調しました。
オーストラリアの中国向けワインの輸出額は、2019年に13億豪ドル(1豪ドル=約97円)に達していましたが、22年にはわずか1,240万豪ドルに急減しています。
さて、世界中に競合があり、見方も二分されるワイン輸出ですが、良好な結果がやってくるでしょうか。(編集長)
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