「テンペって何?」

インドネシア人の友人の家に行く機会があり、「テンペ」なるものを初めて食べた。茹でた大豆をバナナやハイビスカスの葉に包んで、葉に付着しているテンペ菌で発酵させたインドネシアの家庭料理だ。

見た目はプロテインバーのようだが、料理の付け合わせとして食べるイメージはなく「これは何?」と尋ねてみた。友人は「大豆でできた日本の納豆と同じような食べ物」と言う。あの独特なにおいを思い出した筆者は一口食べてみたが、まったくクセの強さはない。においも味も控えめで、食べやすい。

インドネシアではイスラム教徒がほとんどで豚肉を食べない人が多く、栄養価の高い大豆を昔から重宝するそうだ。友人もテンペをお菓子代わりに食べるという。

発酵食品の健康効果が見直されている日本でも、納豆が苦手な人も食べられる発酵食品、テンペをお菓子として紹介してみたい。(米子)

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