第381品 チャチャスのみそキャラメルジェラート

自然派な見た目もオシャレ
オーストラリアではビーガン(完全菜食主義)ブームが続いており、日本でもカフェなどでビーガンスイーツがよく見られるようになってきました。今回は、ブームが始まるずっと前の1986年からヘルシーなビーガンジェラートを作り続けるチャチャスを紹介します。
チャチャスのアイデアは、メルボルンでヘルシーなメニューを提供する小さなカフェを経営していたハリー・ルビッツさんが考案したものです。ハリーさんは70年代からビーガンの食生活を続けており、当時は豆乳とコメ由来のライスモルトシロップを使ってソフトクリームを作っていたそうです。現在はビーガン食品に使用されがちなココナッツや、乳製品、精製糖不使用のこだわりの手作りジェラートを販売しており、ナッツバターやシードバターをベースにした素材の味が輝くレシピが特徴です。甘味料には玄米ベースのブラウンライスシロップとデーツが使われており、自然な甘さが楽しめます。2017年にはシドニーのボンダイビーチにポップアップストアを出店し、30種類以上のフレーバーを提供しました。そしてついに20年には独立系スーパーなどにジェラートを卸すようになりました。
ベストセラーの味はみそキャラメル。みそのほのかな風味がキャラメルの香ばしさとよく合い、バランス抜群です。価格は12豪ドル(1豪ドル=約92円、価格は調査当時)と少し値が張りますが、健康のことを考えれば安いもの、ということで。(岩下)
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